■愛媛FC
指揮官・木山監督はC大阪のことを「実力はJ2の中で一番」と認めるが、だからといって白旗を上げたわけではない。雲泥の差がある予算規模の強豪クラブに対し、決して敬意を欠いているわけではないが、「絶対に勝てない相手でもない」というのが本音のところだ。C大阪には昨季のホームでの対戦で劇的な逆転勝利を挙げ(第27節・2○1)、その実力差ほどの苦手意識は感じていない。河原も「自分たちが100%のサッカーをすれば、良い結果をつかめる」と自信。それに加えて、愛媛は第11節・熊本戦が延期になったことで、中7日の十分な準備期間がある。過密日程の中でアウェイ連戦となるC大阪に対して、体力面でのアドバンテージはあると考えられる。試合終盤まで勝負のできるスコアで推移し、消耗戦に持ち込めば、昨季ホーム対戦時で得たポジティブな結果の再現も、現実味を帯びてくるはずだ。もちろん、そのためには技術面をカバーするだけのハードワークと集中力も必要になる。(松本 隆志)
■セレッソ大阪
前節・松本戦は、敵地で相手に主導権を渡す時間も長かったが、守備陣がしっかりと耐え、柿谷に8試合ぶりの得点が生まれて1-0で勝利。第9節・札幌戦(0●1)から続く連敗を『2』で止めた。また、前々節・京都戦(0●2)で2失点を喫したセットプレーの守備をしっかり修正し、松本に与えた10本のCKを防ぎ切ったことも収穫だった。前節を振り返って大熊清監督は、「あらためて、すべての力を出し切らないと勝てないリーグだということを実感した」と話す。今節・愛媛戦も、粘り強くひたむきに戦ってくる相手に対して、厳しくタフな試合になることは明らか。前節、試合がなかった愛媛に体力的なアドバンテージもあるだろう。それだけに、C大阪としてはいつも以上に先制点の重みが増す試合となる。また、愛媛のホームで行われた昨季の第27節では、先制するも、運動量が落ちた後半に連続失点し、逆転負けを喫しているだけに、追加点を奪って余裕を持って試合を運ぶことが理想だ。交代選手も含めたチーム一丸でこの試合を制し、C大阪は再び首位浮上を目指す。(小田 尚史)