■FC岐阜
前節は首位の町田と対戦し、1-1のドロー。開幕戦以来の先発出場となったレオナルド・ロシャが豪快な一撃を突き刺し、勝ち点1を奪うことに成功した。
勝ち切ることはできなかったものの、勝利と敗戦の繰り返しだったチームにとっては、これが今季初となる引き分け。第7節・讃岐戦では2点のビハインドを追い付きながら敗れていただけに、「上位のチームにアウェイで引き分けたのは大きい」とラモス監督は話す。GK高木も「勝ち点を積み重ねる経験をしたという試合」と、上位進出を狙う上で欠かせない勝ち点1を拾う作業ができたことを前向きに捉えていた。
だからこそ、今節は重要な局面だ。前節の勝ち点1の意味を大きくできるか、小さくしてしまうのかは、自分たち次第となる。
クラブ史上初の対戦となる清水は「おそろしいチーム」(ラモス監督)。強力な攻撃のタレントを擁する相手に対し、守備の献身性が低いエヴァンドロ、レオナルド・ロシャとの連係を深めることは急務だが、彼らの体が絞れてきたことで攻撃陣のコマは豊富。コンパクトな布陣を保ちながら無失点の時間を続け、前線の個を生かした迫力ある攻撃につなげたい。(村本 裕太)
■清水エスパルス
アウェイで初めての敗戦を喫したものの、一方でチームにとって明るい話題があった。それは、北川に今季初ゴールが生まれたこと。プレミアリーグを制したレスターの岡崎慎司がかつて背負っていた背番号『23』を今季から受け継ぎ、そのゴールも彼が乗り移ったかのような泥臭いゴールだった。開幕から4試合連続で先発しながら、期待に応えられず、ベンチを温める時間も長くなったが、このゴールが今節以降の彼にどのような影響を与えるか。今度はチームを勝利に導くゴールが欲しいところだ。
また、前節・京都戦でGKと接触し、負傷交代した三浦弦太は、今節に復帰の見込み。頭部を8針縫うほどの裂傷、さらに「目がチカチカした」(三浦)ということでハーフタイムに退くこととなったが、現在は腫れがあるのみで、オフ明けの5日からフルメニューをこなしている。第6節・熊本戦以来となる、6試合ぶりの完封を目指すことになる。
連勝が止まり、仕切り直しの試合となる今節は、若い力が流れを作る。(田中 芳樹)