■アルビレックス新潟
前節・鹿島戦(1●2)を終え、リーグ戦は5試合勝ちなし(1分4敗)、暫定順位は15位となった新潟。14位・鳥栖から17位・仙台まで4チームが勝ち点8で並ぶ状況。今節、ホームでなんとしても勝利し、下位から脱却したい。
第9節・甲府戦(2△2)で離脱したラファエル・シルバは、左腓腹筋肉離れで全治約6週間と診断された。エースの不在は痛手ではあるが、そのラファエルに代わり、野津田が[4-1-4-1]の右サイドハーフとして、存在感を増しているのは好材料だ。甲府戦で途中出場すると、相手が密集する中、ワンタッチパスで崩しに参加し、同点弾に貢献。前節・鹿島戦では、移籍後リーグ初先発すると、2列目を自由に動きながら決定機を生み出し、攻撃に厚みを持たせた。「ミドルシュートもあるし、預ければ何かしてくれる。ガク(野津田)が生きる状況をつくりたい」(加藤)と仲間からの信頼も得ている。「新潟の戦術を頭に入れつつ、自分の特長を出すことも忘れずにやる」という野津田の躍動が、新潟の順位浮上のきっかけとなるか。(野本 桂子)
■ガンバ大阪
ACLでまさかの早期敗退を強いられたG大阪にとって当面、リーグ戦一本に絞っての戦いが続く。
「なかなか波に乗り切れず、いい試合が続かない」と長谷川監督が嘆くように直近の5試合では負けと勝ちが交互に続く展開で、リーグ前々節は川崎Fに敗戦(0●1)。苦しい戦いが続いている。
新潟戦で必勝を期すべく、長谷川監督はACLのメルボルン・ビクトリー戦の遠征で遠藤や宇佐美らを温存。開幕から過密日程が続いていたチームにとっては格好の休養となり、万全の状態でアウェイに乗り込むことになる。
メルボルン・ビクトリー戦で今季初先発した岩下の先発復帰が濃厚で「最終ラインからのビルドアップの質も上がる」と遠藤は岩下の復調を歓迎。今季はG大阪らしいパス回しを披露しきれていないが、チームのリズムが変わる可能性も十分だ。
苦しい戦いが続く新潟だが、2列目で起用されているレオ・シルバのボール奪取力を指揮官も警戒する。「レオ・シルバで奪ってカウンターをするのは新潟の従来の武器」(長谷川監督)。日程面では新潟より優位なG大阪だけに、運動量でもサッカーの内容でも上回りたい一戦だ。(下薗 昌記)