Photo: Atsushi Tokumaru
臨機応変な采配で、柏を見事に蘇らせる
4月のリーグ戦を4勝1分と破竹の勢いで駆け抜けた柏。その立役者は間違いなく下平隆宏監督だ。苦しんでいたチームを一気に1stステージ優勝も見えてくる位置にまで引き上げた手腕は見事の一言に尽きる。
中でも目を見張るのが、臨機応変さだ。武富孝介も、「やりたいサッカーを芯に持ちつつ、相手に合わせていろいろなことができる」と指揮官の特長を語る。それが顕著に表れたのが1st第8節・鹿島戦(2◯0)。カイオ対策もあり、鎌田次郎を右SB、伊東純也を1列前に配置。終わってみれば、鎌田はカイオをシャットアウトし、伊東は1得点1アシストの大活躍。この試合は柏の4月におけるベストゲームと言っていい。
下平監督が平等な目で選手を見ていることも好調の要因の一つだ。それがチームの底上げにつながっており、けが人が戻ってきたいま、監督は「うれしい悩み」と選手選考に頭を抱える。下平監督の下、このまま自信を深めていけば、就任当初に選手たちに掲げたと「ACL出場」は現実的な目標となる。 (須賀 大輔)