特長を出し始めた、勝ち気なルーキー
受け手も出し手もこなす万能タイプだが、ストライカーでもある。頭角を現したのは自身が一番得意とするトップ下。チームの攻撃に流れを生む重役を担い、その中で自らもシュートを打ちに行った。
この4月、小倉監督の評価が「まだまだ」から「間で受けて前を向く特長を出し始めた」に変わった。市立船橋高、明治大と名門チームで揉まれてきたルーキーはチーム戦術をこなした上で自分の特長を出すことに悩んできたが、1st第8節・新潟戦(2○1)でリーグ戦初先発を飾ると全得点に絡む活躍。「シュートまでの形は見えてきた」と手ごたえをつかんだからこそ、和泉は「結果が欲しい」とも言い続けてきた。
「将来はドイツでプレーしたい」と公言する背番号29。結果を残した4月ではなかったものの、“プロ仕様”の姿を見せた月であったことは間違いない。迎えた5月の初戦、前節・横浜FM戦(3○1)では待望のプロ初得点。「やっとです」と笑みを浮かべた彼から目が離せなくなるのはこれからだ。 (村本 裕太)