鬼門を突破。川崎Fが優勝戦線に生き残る
リーグ戦5試合連続完封勝利で4位まで浮上してきた柏がホーム日立台に2位の川崎Fを迎えて行われた上位対決。前節から柏は鎌田と武富に代えて増嶋と大津、川崎Fは契約上出場できないエドゥアルドの代わりに車屋がCBに入り、さらに谷口と森谷に代えて、エドゥアルド・ネットと三好を先発で起用するなど、両チームとも連戦による疲労を考慮し、メンバーを入れ替えて試合に臨んだ。
立ち上がり、ゲームを支配したのは川崎F。トップ下の位置に入った中村憲剛を中心にボールを握り、押し込んでいく。すると15分、試合が動いた。こぼれ球を拾ったエドゥアルド・ネットが二人をかわし、左足を一閃。これがゴールに突き刺さり、川崎Fが先制する。しかし30分、ここまで良いところが見られなかった柏もワンチャンスをモノにする。山中のFKに中谷が頭で合わせ、プロ初ゴールとなる同点弾を決める。
後半も川崎Fペースで試合は進む。48分、中村憲剛が右サイドから上げたクロスにファーで待っていた大久保が、頭で叩き込むが惜しくもオフサイドの判定。しかし直後の52分、中村憲剛のスルーパスに抜け出したエウシーニョの折り返しを大久保がしっかりと頭で押し込み、川崎Fが勝ち越す。ここぞとばかりに畳みかける川崎Fは55分、左サイドを抜け出した大久保のクロスに小林が右足のボレーで叩き込み、リードを広げる。
2点のリードを奪われた柏は茨田をアンカーの位置に投入し、攻勢を強めようとするが、なかなかチャンスを作れない。59分にはディエゴ・オリヴェイラがシュートを放つも、川崎Fの韓国代表GKチョン・ソンリョンが立ちはだかる。
試合はそのままタイムアップ。川崎Fは09年以来勝てていなかった鬼門・日立台で勝利を挙げ、優勝戦線に生き残った。一方の柏は連勝が『5』で止まり、課題の残る結果となってしまった。(須賀 大輔)