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J1リーグ 第12節
5/14(土) 19:00 @ メルスタ

鹿島
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試合終了
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横浜FM

Column 試合後コラム

[鹿島]解消されつつある一方通行。要求をぶつけあえる集団へ

2016/5/16 11:30

 齋藤に西、植田、小笠原の3人が寄せながら切り裂かれ、マルティノスにあわやのシュートを打たれた直後だった。中盤でボールを失い逆襲のきっかけを作ったカイオに対し、昌子や西が激しい身振りでそのプレーを非難する。非を咎められたカイオも激しく応戦。さらに、金崎が加わり、3人いながら抜かれた守備の拙さを指摘するなど、試合中にもかかわらず、前線と最終ラインの選手たちがバチバチ火花を散らした。チームの考えが分断された象徴的な場面にも見えたかもしれない。しかし、ようやく互いの要求をぶつけあえる集団に成長し始めた、と捉えることもできる。当事者である選手たちも「『お前のせいや!』とか悪い方向の言い合いではなかった」(昌子)と受け止めていた。

 数シーズン前までであれば、こうした光景を見ることはできなかった。小笠原が声を荒げれば、下を向いてしまう若手ばかり。そこに意見交換はなく、コミュニケーションは一方通行だった。それを変えたのは金崎。「もっと自分の思っていることを言おう」と、年齢に関係なくチームメートに注文を付けていく。練習中から激しく意見をぶつけ合うようになったチームに石井監督も「問題を解決する上では、どんどん言い合うことは良いこと」と歓迎していた。

 ボールを失ったカイオや、途中出場でチームを助けるプレーが少なかった土居、鈴木のプレーは改善の余地がある。しかし、それを非難するだけでは向上はない。言われたことを真摯に受け止めつつ、自分の意見も返すことで、チームの方向性は定まっていく。「今日なんてまさにそうだった」と昌子。厳しい試合だったが得たモノは大きい。( 田中 滋)

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