Photo: Atsushi Tokumaru
熊本、最後までゴールに迫る姿勢を見せる
地震の影響で約1カ月ぶりの公式戦となる熊本。全体練習が始まったのも2日からでコンディションは万全ではない。それでも「自分たちはサッカーをやって少しでも勇気を与えられるようにしたい」(清川監督)とピッチに立った。一方の千葉も約1カ月勝利がなく、J1自動昇格を目指すのであれば、これ以上の足踏みは許されない状況だった。
互いに負けられない中で先にしかけたのはアウェイの熊本だった。3分、4分と清武が果敢にシュートを放つ。ただ、シュートは千葉の守護神・佐藤優に阻まれ、先制点を奪うことはできない。その後は[4-4-1-1]のシステムで臨む千葉が、セカンドトップに入った町田を起点に熊本ゴールへと迫る。しかし、今季の千葉を象徴するように自分たちの時間帯で得点ができず、スコアレスで前半を折り返す。
後半に入っても試合の流れは千葉だった。まだコンディションが万全ではない熊本の足が後半の早い段階で止まったことも重なり、千葉の攻撃はさらにテンポアップ。すると56分、右サイドの井出がゴール前にクロスを入れ、船山のシュートが流れたところに町田が反応。これがゴールネットに突き刺さり、千葉が待望の先制点を奪取する。
これで前に出るしかなくなった熊本は清武を中心に反撃を開始するが、相手の流れを断ち切ったのはまたしても町田だった。74分にGK畑にプレスを掛けてボールを奪取すると、無人のゴールに流し込んで試合を決定付けた。その後、熊本は意地を見せるべくゴールを目指すが、最後までこじ開けられず。千葉が6試合ぶりの勝ち点3を挙げた。
それでも最後まであきらめずにゴールに迫る姿勢を見せた熊本にはスタジアムから惜しみない拍手とエールが送られた。(松尾 祐希)