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J2リーグ 第13節
5/15(日) 16:00 @ ヨドコウ

C大阪
2
2 前半 1
0 後半 3
試合終了
4
山口

Column 試合後コラム

[C大阪]豊富な武器を生かし切れない現状。この敗戦から何を学ぶか

2016/5/18 11:21

 試合後、多くのメディアに囲まれた山口の鳥養は胸を張ってこう言った。「ウチのスタイルとして、『誰かがボールを持ったら前に、前に』。そのスタイルが今日の結果につながった。全員で意思疎通して、一人ひとりを信じて走ることで、僕らのサッカーが成り立つ」。J2を席巻している山口の攻撃サッカー。そのベースにあるのはチーム全体の共通理解。ボールを奪うこと。そこから攻撃に移ること。アタッキングサードでの崩し。攻守におけるそれぞれの動きに淀みがない。

 翻って、C大阪はどうか。今節を迎えるまで、失点の数自体は少なかったが、連動したプレスから良い形でボールを奪う回数よりも、最後でやらせない粘りのほうが目立つ。攻撃にしても、「『あ、ここに来たか。どうしよう』ということも多い」(橋本)と連係は必ずしもスムーズではない。分厚い選手層の中から、どの武器をどう組み合わせて戦うか。豊富な素材を生かし切れているとも言えない。

 メンバーが一新された開幕直後は、内容に目をつぶっても勝ち点3を重ねることが重要だった。今節も、内容で相手に劣ったとしても、勝負どころを押さえたプレーで勝利を手にしていれば、今季のチームの方向性を示すことにもつながった。ただし、ピッチで見せ付けられたのは、サッカーの質を不問にしたまま勝ち続けられるほど甘くはないという現実。追いかける展開で玉田を入れた終盤も、チームとして崩すアイディアが煮詰まっておらず、長いボールを前に入れるだけの攻撃に終始した。スクランブルの“ボランチ関口”も、ベタ引きで守りを固めてきた第8節の北九州戦(1△1)では効果も発揮したが、意思統一された鋭いカウンターを持つ山口に対しては、攻守のバランスを崩す結果に終わった。

 分岐点にもなり得るこの敗戦から何を学ぶか。「ここまで粘り強く勝ち点を取ってきた。ここでバラバラにならず、一人ひとりがやるべきことをやる」(田中)ことは継続しつつも、「手遅れになる前に、セレッソのスタイルを突き詰める」(玉田)姿勢も今後は必要だ。( 小田 尚史)

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