狙いどおりの得点。約2カ月ぶりのホーム白星
互いに直近のリーグ戦からはメンバーを大きく入れ替えて臨んだが、これまでのナビスコカップの試合でも練度の高さを見せていた大宮が前半の主導権を握る。守備時に5バック化しない磐田の3バックの脇を積極的に突き、特にマテウスと奥井の連係から右サイドで優位に立った。
12分にゴール前のこぼれ球を拾った江坂のシュートは枠を外れたものの、磐田にほとんどチャンスを与えないまま試合を進め、25分には先制点を挙げる。起点はやはり右サイドだった。奥井との連係からマテウスが右サイドで裏を取り、深い切り返しでDFを無力化。折り返したボールを大山が左足でねじ込んだ。「狙いどおりといえば狙いどおり。良い連係からの良い得点だった」とマテウス。狙いどころを冷静に突いて大宮がリードを奪った。
磐田は「前半、だいぶ怖がったサッカーをしてしまった」(名波監督)という反省から、後半に巻き返しを図る。石田の投入でアグレッシブさを付与すると、早めにアダイウトンを投入して1トップに据えた[4-2-3-1]に変更。アダイウトンのパワーはやはり明らかに別格で、大宮を押し込んでいく。80分には右からのクロスがこぼれたところを齊藤が折り返して松浦が決定的なシュートを放ったものの、GK塩田が危なげなくキャッチ。その後も磐田の攻勢は続いたが、大宮は慌てることなく対応してシャットアウト。ホームチームに軍配が上がった。
大宮にとっては、ナビスコカップ第1節・名古屋戦(1○0)以来、約2カ月ぶりのホームでの勝利。11年ぶりの決勝トーナメント進出に大きく近付く白星となった。(片村 光博)