■松本山雅FC
「首位争いをしているのもうなずける。自分たちの持てる力を出し切っている印象だ」と、今節相対する町田を評価するのは反町監督。暫定6位の松本にとって暫定2位につける町田との一戦は、やや気は早いが上位対決と言える。浮上のきっかけとすべく、チーム内の雰囲気も高まっている。
負けられない理由もある。町田は12年にともにJリーグ参入を果たした“同期の桜”。公式戦では4年ぶりの対戦となるが、一足早くトップカテゴリーの空気に触れた松本としては意地を見せたいところ。「町田は手堅く、攻めあぐねる試合になりそう。それを越えるだけの力を出さないと」――。反町監督は攻撃陣の奮起に期待を寄せている。(多岐 太宿)
■FC町田ゼルビア
「ヘタフェがバルサに勝ったような試合」。12年9月の対戦を3-0で制したあと、松本の反町監督は両者の対戦をスペインの小クラブとビッグクラブになぞらえて説明した。当時の町田にはそんな皮肉を言いたくなるような、悪しき優雅さがあったのだろう。
今季の町田は22番手から出発したチャレンジャーだが、好調さの副作用として、そんな色が薄れかけていたのかもしれない。前節は北九州を相手に優勢に試合を運びつつ、詰めを欠いて0-1で敗れた。
相馬監督は「松本とこのタイミングでできるのは正直ラッキー」と口にする。J1も経験した彼らと熱狂のアルウィンで対峙する90分は、チャレンジャーという立ち位置を思い出させる最高の機会だ。(大島 和人)