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[U-23日本代表]わずかな収穫と多くの課題/トゥーロン国際大会グループB第2戦パラグアイ戦マッチレポート

2016/5/23 6:00


Photos: © JFA

追いかける状況で、ひっくり返す“強さ”を見せられず

 大会前、手倉森誠監督は五輪本番に向けて「1点を取られて追いかける状況やハードワークしなければいけない環境はぜひ起こってほしい」と話していたが、早速そうした“試される試合”となった。

 先発メンバーの9人が10代という若いメンバー構成で臨んできたパラグアイに対し、日本は序盤からペースを握ったが18分、一瞬のスキから先制点を奪われる。右SBのファン・ウェルメスケルケン・際のバックパスをMFビジャサンティにカットされるとカウンターを食らい、最後は19歳のFWバエスに決められ“追いかける状況”となってしまう。さらに31分、手倉森ジャパンにアクシデントが襲う。バエスと競り合ったDF岩波拓也が着地の際に左ひざを痛めて負傷。追加招集されたDF三浦弦太が急きょ出場することとなった。

 後半は相手の運動量が落ちたこともあり、次々にチャンスを作り出し61分、MF原川力の鋭いパスからFW浅野拓磨が抜け出し、同点ゴールを叩き込む。これで日本のペースになるかと思われたが70分、ゴール前のFKを欧州クラブも注目する18歳のMFディアスに決められ、再びリードを許す。その後、日本も反撃に出るが、なかなか思うように攻撃の形が作れず1-2のまま試合終了。追いかける状況の中で指揮官が期待したような、逆境をはね返す力強さは見られなかった。

 試合後、岩波に続いてDF亀川諒史も右足甲に痛みを訴え、病院に向かった。三浦など新戦力が及第点のプレーを見せるなど収穫もあったが、不安要素のほうが目立った初戦。このイヤな流れを残りの3試合で払しょくできるか、手倉森ジャパンが試されている。

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