気温30℃超のピッチで繰り広げられた消耗戦。山形は5試合、金沢は3試合、負けなしを続けるチーム同士の対戦で序盤からペースを握ったのはホームの山形だった。伊東、汰木の両サイドハーフが躍動し、金沢を押し込むと前半だけで11本のシュートを放つ。しかし、金沢も反撃の機会こそ少なかったが、「まずは前半を堅くやろうとはしていた」(作田)と守備から入ってゴールを許さず。失点ゼロの最低限のミッションを果たし、前半を折り返す。
オープンな展開が多くなった後半は、足が重くなっていく山形を尻目に運動量を上げた金沢が多くのチャンスを作る。右サイドから大槻や辻尾が可能性のあるクロスを何度か入れ82分には水永がヘディングシュート。しかし、GK山岸に阻まれるなど、金沢も決め切ることができない。劣勢の山形は80分にけがから復帰した大黒をピッチに送り、システムも変えて勝ちに行く。ただ、86分のディエゴのシュートもサイドネットを揺らすにとどまり、スコアレスドローに終わった。
金沢はこの結果、再び最下位に転落。それでも18日に試合(J2第8節・愛媛戦・2○1)があり、日程的ハンデを背負った中で敵地で勝ち点1を獲得できたことは“悪くない結果”だった。一方の山形は押し込んだ前半に先制できなかったことが響き、悔やまれるドロー。復帰した大黒も含めて勝ち切れるチームになれるかどうかが今後の課題となりそうだ。(佐藤 円)