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J2リーグ 第14節
5/22(日) 15:00 @ 三協F柏

熊本
0
0 前半 0
0 後半 1
試合終了
1
水戸

Column 試合後コラム

[熊本]多くの人の支えで、真っ赤に染まった日立台

2016/5/25 11:31

Photo: Norio Rokukawa

 ホームスタジアムであるうまかな・よかなスタジアムが使用できないため、代替地である日立柏サッカー場で行われた今節。所縁のある場所での開催が決まったあとも、熊本の池谷友良社長は集客に関して「まったく読めない」と危惧していた。

 しかし、フタを開けてみれば前日に行われたJ1・1st第13節・柏vs福岡の観客数を上回る8,201人が来場。多彩なイベントが企画されたこと、熊本からも多くのサポーターが日立台に足を運んだこと、そして募金してくれた観客にビニール製の赤いビブスを配布した成果もあり、ホーム側ゴール裏だけでなくメインまで、スタンドは赤一色に染まり、「本当のホームのような雰囲気」(片山)が醸成された。熊本スタッフにとっても初の試みで慣れない状況での運営となったが、結果的には成功裏に終わったと言えよう。

 それを支えたのが、スタジアムを提供した柏レイソルをはじめとした各方面の献身的な協力である。

 柏駅からスタジアムまでの道中には柏サポーター有志が道案内に立って観客を誘導し、前日にホーム試合を運営した柏のスタッフもサポート。中山と鈴木の母校である流通経済大のサッカー部員80名もボランティアとして試合運営を支えた。

 また、関東在住の熊本サポーターは物販ブースでの接客や募金の呼びかけを主導。前日に入念なミーテイングを行って試合前の進行を確認するだけでなく、初めて熊本のゲームを見に来た人もスムーズに応援できるよう、チャントの歌詞カードも用意したという。

 さらに言えば、前節の千葉戦(0●2)同様、対戦相手である水戸のサポーターが多数、スタジアムに足を運んでくれたことも、この試合が成立した大きな要因。試合前後の心温まるコールで雰囲気を盛り上げた。

 地震発生直後からさまざまな面でサポートを続けるサッカーファミリー。そのつながりの強さを再確認できた一戦は、熊本の復興を後押しする試合となっただけでなく、Jリーグそのものの歴史にも刻まれる、意義深い試合になったと言えるだろう。 (井芹 貴志)

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