お互いにチャンスらしいチャンスはほとんどなし
鳥栖は降格圏脱出、浦和は1stステージ優勝のために互いに落とせない試合。さらには、4日前に行われた試合で、鳥栖はナビスコカップ、浦和はACLからの敗退が決定。この一戦は仕切り直しとして非常に重要なゲームだった。
戦前の予想どおり、浦和がボールを支配する展開。浦和は素早い攻守の切り替えでボールを奪ったり、敵陣でセカンドボールを拾い続け、ワンサイドゲームのような状態になる。とはいえ、浦和はボールを回すものの、[5-3-2]で守る鳥栖を前に危険な位置に入り込むようなパスやドリブルはなく、さらにACLラウンド16第2戦・アウェイのFCソウル戦で120分間戦った影響からか、出し手と受け手の呼吸が合わないシーンも目立ち、チャンスを作れない。
鳥栖はボールを回される展開が続いたが、両チームで最もゴールに近付いたプレーが30分に訪れる。ショートカウンターからペク・ソンドンが左サイドを抜け出してクロスを上げると早坂がゴール前に飛び込む。しかし、宇賀神が中に絞って体を張るとシュートは枠の外に外れた。
後半に入ると鳥栖がアグレッシブな守備から前を向いてボールを奪うシーンが増えるという変化こそあったが、前半同様、お互いにチャンスらしいチャンスは作れず、シュートにもなかなか持ち込めない。ベアスタでの鳥栖vs浦和と言えば13年、14年は鳥栖、15年は浦和と、終了間際の得点が多く生まれてきたカードだったが、今季は劇的な結末を迎えることなく、スコアレスドローのまま試合終了の笛を聞いた。
ともに再スタートと言える試合で敗戦という最悪の結果こそ逃れたものの、勝ち点3を取るには至らず。鳥栖はリーグ戦4試合勝利なし、浦和もリーグ戦2試合連続引き分けで文字どおりの痛み分けとなった。