清原のゴールと扇原の活躍。昇格候補本命が見せ付けた層の厚さ
立ち上がり、勢い良く試合に入ったのは岡山だった。前から果敢にプレスを掛けてC大阪を押し込むと、13分、バックパスがズレたところを見逃さず、高い位置で奪った豊川がそのままドリブルで持ち込みゴール。
ミスから先制を許す形となったC大阪は、その後も岡山のプレスに戸惑う時間帯が続いた。しかし、ボールをつないで両サイドを起点に反撃を開始。すると31分、ソウザの負傷交代を受けて早い時間帯にピッチに入っていた扇原のクロスに清原が飛び込んだ。加入後、初先発となった背番号18が泥臭くゴールに押し込んでC大阪が同点に追い付いた。
両チーム、自分たちの時間帯がくっきり分かれた前半を経て、後半は一進一退の攻防が続く。それぞれ決定機を逸して迎えた63分。柿谷が関口へ鋭いパスを通すと、関口が駆け上がってきた松田へ落とす。フリーで受けた松田が余裕を持って上げたクロスの先にいたのは山村。失点時のミスを帳消しにする打点の高いヘッドが岡山ゴールに吸い込まれ、C大阪が逆転に成功した。その後、カウンターから追加点のチャンスがありながらも勝負を決定付ける3点目は奪えなかったC大阪だが、岡山の得点源である片山のロングスローもしのぎ切り、今季初の逆転勝利。ホームでは4試合ぶりとなる勝ち点3を手にした。
C大阪としては、今季初先発となった清原や、急きょ出場した扇原が勝利に貢献するプレーを見せるなど、選手層の厚さを示す結果となった。一方の岡山も、敗れたとはいえ、素晴らしい試合の入りに加えて、逆転されてからもあきらめることなくボールを奪いに行った。その姿勢からは、J1昇格に懸ける強い気持ちが伝わってきた。(小田尚史)