右サイドのスローインからボールを受けた下田が、ゴール方向に向かうボールを入れる。これに古林の背後を突いた菊池が反応。左足のボレーで合わせるとボールはゴール右に吸い込まれた。ゴールを決めた菊池はすぐさま立ち上がりベンチへ。殊勲のヒーローを囲んでベンチ前では歓喜の輪が広がった。
その中でひと際強く菊池に抱擁していたのは神谷だ。56分に自身のミスから失点。その後、疲労もあって途中交代を告げられると、ベンチ内で悔し涙を流していた。それでも「大介さん(菊池)が勝ち切るゴールを決めてくれて、本当に助けられた」と語るように、…