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[日本代表]ハリルジャパン、“進化”へ舵を切る/キリンカップ準決勝ブルガリア戦プレビュー

2016/6/3 6:00


Photo: アフロ

「これはW杯本大会に向けた準備でもある」(ハリルホジッチ監督)

 過去に日本が一度も勝てていない(1分4敗)相手、ブルガリア。前回対戦はいまから4年前、試合会場もちょうど今回と同じ豊田スタジアムだった。その試合では相手の鋭い速攻やパワーを生かしたセットプレーでゴールに迫られ、2失点。ブルガリアの堅い守備を前に、得点も奪えなかった。

 今回のブルガリアもチームの特長に大きな変化はない。ミーティングでクロアチアとの試合を観た感想を、長友佑都が語る。「とにかく引いて守って、そこからのカウンターが速い。クロアチアがポゼッションする展開だったけど、日本も引いた相手をどう攻めるか。そのあたりを練習でも共有している」。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いるチームにとって、現体制で初めての欧州のチームとの戦いを迎える。「おそらくわれわれより強い相手」と指揮官は今大会に参加するブルガリア、デンマーク、ボスニア・ヘルツェゴビナを評するが、「それでも勝利を目指す」と決して勝ち気な姿勢も忘れない。

「フィジカルの強いチームにどんな守備をするのか。デュエル(球際での争い)、特に空中戦に対応できるのか。そして欧州の国相手に90分間試合をコントロールできるのか。これはW杯本大会に向けた準備でもある」(ハリルホジッチ監督)。

 スピーディーな攻撃と、激しい守備。ハリルホジッチ監督が推し進めてきたチームコンセプトを、欧州相手にどこまで発揮できるのか。残念ながら左足を痛めた本田圭佑は欠場。ただ、GKには川島永嗣が約1年ぶりに先発に戻ってくる。「僕が出る、出ないに左右されるぐらいなら、世界相手に勝てない」(本田)。スタンドから見守るエースを感服させ、焦燥させるパフォーマンスを見せられれば、日本の勝利は間違いない。(西川結城)

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