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[日本代表]復活、台頭、大勝。初夏のハリルジャパン祭り/キリンカップ準決勝ブルガリア戦マッチレポート

2016/6/6 6:00



開始早々の先制点が大量点の呼び水に

 意外な大差の呼び水となったのが開始4分の先制ゴールだ。コンパクトなブロックを敷くブルガリアに対し、日本は長谷部誠の右前方へのサイドチェンジに酒井宏樹が追い付き、寄せて来た香川真司にバックパス。連動した柏木陽介がパスを受けると、ブルガリアFWランゲロフのプレスバックを鮮やかなターンでかわしライン裏に浮き球のパスを出す。このパスに岡崎慎司がヘッドで合わせた。ブルガリアの守備が慣れないうちに速いパスワークがハマった形だが、中盤とサイドを有効に使いながら連動する狙いどおりの形だった。
 22分にはブルガリアにハイラインの背後を突かれ、S.ポポフのクロスをランゲロフに合わせられたが、川島永嗣がワンハンドではじく。ビッグセーブに救われた日本は再びワイドな攻撃からゴールを重ねる。27分に柏木のサイドチェンジから長友佑都のクロスに香川が合わせると、35分には柏木が右に振ったボールを岡崎が手前に落とし、小林悠が折り返したグラウンダーのクロスを清武がスルー。最後は香川が巧みな反転から左足で冷静に決め3-0とした。
 さらにCKの流れから吉田麻也が追加点を挙げた日本は香川が腰を強打して宇佐美貴史に交代するアクシデントがあったが、後半にも良い流れを切らせることなく2得点を重ねた。6-0になったところから吉田のクリアミスで1失点。
さらにDFの裏を簡単に取られて2点目を奪われたが、終盤には途中出場の浅野拓磨がドリブル突破からエリア内でファウルを受けてPKを獲得。指揮官は宇佐美をキッカーに指名したが、浅野は譲らずこのPKを自ら決めて7点目。終了間際に原口元気がイバノフをやや不運な形で倒してPKを取られたが、川島がファインセーブで防いで7-2で終了。
 堅守を誇るはずのブルガリアにスキがあったことは確かだ。しかし、チームがうまく機能して大勝できたことは今後につながるだろう。(河治良幸)

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