被災地支援の一環として福島で行われた一戦。ゲームを制したのは、チャンスをしっかりと決め切ったアウェイチームだった。
試合の立ち上がりから攻勢を強めたのは湘南。開始早々の1分に右サイドを崩すと、グラウンダーのクロスに中央で山根が反応。この決定機は決め切ることができなかったが、その後も神戸ゴールを脅かす場面を作っていく。
だが、先手を奪ったのは劣勢を強いられていた神戸だった。37分、渡邉が右サイドでボールを受けると、相手のプレッシャーが弱まった状況で、中央にマイナスのボールを入れる。これをフリーで待っていた中坂が合わせると、ゴール左スミに決まり先制に成功。押し込まれる時間帯こそ長かったが、神戸がリードを手にして前半を折り返した。
後半に入ると湘南はメンバー変更やシステムチェンジでピッチ上に変化をもたらしていく。しかし、大竹や神谷のラストパスから決定機を創出していくものの、最後までゴールネットを揺らすことができず。
一方、神戸は64分に田中英に代えて藤田直之を投入。次第にボールを前に運ぶ場面を増やしていくと、後半ロスタイムに松村の粘りから最後は藤田直之が左足のシュートを突き刺して勝負あり。神戸が湘南を完封で下し、ノックアウトステージに向けてはずみのつく勝ち点3をつかみ取った。(林遼平)