一つの判断ミスで試合の流れが大きく変わる
スコアが激しく動く前半だった。6分、新潟は鈴木惇に対して複数で圧力を掛けてパスミスを誘うと、それを拾った山崎がドリブルで突進。丁寧なシュートでGKの右を抜いて先制ゴールを奪った。試合はこのまま新潟ペースで進むかと思われたが、一つの判断ミスで試合の流れが大きく変わる。16分、鈴木惇が蹴った浮き球を新潟のGK川浪がペナルティーエリアの外に出てヘッドでクリアしようと試みたが失敗。後ろにこぼれたボールを金森に蹴り込まれた。
ラッキーな形で追い付いた福岡はすぐに畳み掛けた。19分、金森のスルーパスに抜け出した平井が前に出てきたGK川浪を右にかわして逆転ゴール。37分には邦本のパスを受けた平井がペナルティーエリア内にボールを運び、後方から走り込んできた金森にパス。これを金森が右足でゴール左上スミに突き刺して、リードを2点に広げた。
後半開始から二人を代えた新潟。攻撃力が武器のコルテースを本来のSBではなく2列目の左に配置。右にもドリブル突破が魅力の伊藤を置き、攻撃的な交代カードを切って反撃を試みた。しかし、次の得点を奪ったのは福岡だった。左サイドを突破した亀川からのクロスを邦本が高い打点でヘディングシュート。これは惜しくも右ポストに当たるが、そのこぼれ球を途中出場の城後が頭で押し込んで、福岡が新潟をさらに突き離した。
その後は新潟が福岡陣内に押し込む形が増えたが、余裕のある福岡は大きく崩れず。82分にCKから新潟の鈴木武蔵にヘディングによる今季初ゴールを許したが、2点差を守り切って試合終了。柏が引き分け、仙台が敗れたことで、6位だった福岡がグループ2位でのノックアウトステージへの進出を決めた。(島田徹)