後半は巻き返したが、前半の不出来が痛手
グループステージ突破のためには勝利が必要な柏だったが、鳥栖の強固な守備に苦しみ、なかなか決定機を作り出すことができない。逆に鳥栖にカウンターから押し込まれる展開が続く。すると30分、右サイド深い位置から早坂が戻したボールを受けた藤田が中央に入れる。このボールに反応した池田を鎌田次郎が倒してしまい、PKの判定。これを池田が決め、すでにグループステージ突破の可能性が消滅している鳥栖が先制する。柏は直後に中川に代えてエデルソンを投入し、攻撃の活性化を図る。しかし、攻撃面での停滞感を打破できない。決定機を作れないまま、リードを許して前半を折り返した。
柏は後半開始から輪湖に代えて、右SBに湯澤を投入する。右SBの鎌田次郎がCBに入り、CBだった中山を左SBに出し[、4-2-3-1]に変更。50分には湯澤のクロスから武富がヘディングを放ち、クロスバーを直撃するなど、この交代が奏功し、柏が鳥栖を押し込んでいく。鳥栖も伊東にチェ・ソングン、湯澤に岡田をマンマーク気味に付ける形で対応する。しかし79分、左サイドではマンマークに苦しんでいた伊東が右サイドに開く。そこからのクロスにエデルソンが飛び込み、ついに柏が同点に追い付いた。
ノックアウトステージ進出のためには逆転しなければいけない柏はその後も猛攻をしかける。後半ロスタイムにはゴール前に飛び出した鎌田次郎がゴールネットを揺らすが、ハンドの判定でゴールが認められず。グループ突破の扉を開くための2点目は最後まで柏には生まれなかった。柏にとっては変則的なプレスを掛けてきた鳥栖に対して後手に回ってしまった前半の不出来が痛手となる結果となった。(杉山文宣)