なぜか雨に打たれることの多い維新公園。今季はすでに4回目の雨中開催となった。しかし、過去3戦全勝している山口にとって、濡れたピッチはパススピードが上がりやすく恵みの雨となる。この日も終わってみれば快勝。ジンクスにブレはなかった。
序盤から主導権を握ったのは山口。ただ、東京Vの中後と井上にスペースを埋められ、縦パスがなかなか入らない。それでも前線の4選手が流動的に動いてチャンスを待つと32分、ペナルティーエリア近くで島屋へのマークが外れてフリーに。庄司が逃さずロングボールを入れて島屋に当て、落としたボールを岸田が冷静に先制点を挙げる。直後にも相手のパスを島屋がカットし、ショートカウンターから再び岸田が2点目を挙げた。
東京Vも後半の立ち上がりはリズム良く攻め込み、CKに合わせた高木大が追撃点。51分にも安在のクロスから決定機を作ったが、GK一森の好反応で決め切れず。途中出場のドウグラス・ヴィエイラも動きを封じられてしまう。再び山口が流れをつかむと、終盤には「前に行くのが僕たちの特徴」と話す庄司が左足でコースを突いた。全員攻撃の姿勢が戻り、的を絞らせないようにした山口が雨も味方に躍動した。(上田真之介)