前節の岡山戦(2〇1)では相手のプレスに苦しみ先制されるも、その後、2点を奪って逆転勝ちを収めたC大阪だが、今節は真逆の展開となった。
今節は立ち上がりから小気味良くパスを回して主導権をつかむと10分、柿谷が軽やかな身のこなしから目の覚めるようなシュートを決めて先制する。しかしその後、C大阪はペースダウン。失点した讃岐が攻撃に出てくる展開は必然でもあるが、相手のラフなボールに対してセカンドボールが拾えず、リズムが作れない。
後半に入ると、連動してスペースへ走り込む讃岐の選手たちを捕まえることができず、クロスから何度もピンチを迎えた。それでも失点はせずに耐えていたC大阪に2点目のチャンスが訪れたのは69分。ブルーノ・メネゲウのパスに抜け出した柿谷がGKとの1対1を迎えたが、決め切れなかった。
直後、守備を修正すべく扇原に代えて橋本の投入を準備した大熊監督だが交代直前、扇原が2回目の警告で退場。その後、立て続けに2失点を喫した。守備が決壊した原因に扇原の退場があったことは確かだが、C大阪としては得点後の試合運びの緩さも看過できない。第5節・金沢戦(2△2)でも早い時間帯での先制後、相手に流れを明け渡したが、今節も似たような現象が起きた。
試合運びの拙さに加え、守備にも課題が見られた。人数はいるにもかかわらず、誰が奪いに行って、誰がカバーに入るかなど、基本的な約束事が曖昧な場面が多く、3失点目も、相手のドリブルに対してズルズル下がってしまった。良い試合の入りから先制したC大阪としては、勝ちに持っていける流れを自らつかみ損ねた苦過ぎる敗戦となった。(小田尚史)