コンディションを考慮し、梶川、前田、田中裕の中盤3人に負担が掛かる[3-5-2]ではなく、[3-4-2-1]で挑んだ長崎だったが、先制したのはC大阪。試合開始早々にエース・柿谷を負傷交代で欠いたが、代わって出場したリカルド・サントスが13分にヘディングを決めて均衡を破った。「0-0の時間帯をできるだけ長くしたい」(高木監督)長崎だったが、早くも追い掛ける苦しい展開に。その後もC大阪が「腰が引けた守備」(高木監督)の長崎を個人技で攻め立てるが、GK大久保が好守を見せて前半は0-1のまま終了した。後半、守備が安定しない長崎は、システムを[3-5-2]に変更。サイドに中村を投入して、C大阪のパスミスを突くショートカウンターで反撃を開始。50分過ぎからは、目に見えて運動量の落ちたC大阪をほぼ一方的に攻め込んでいったが、クロス精度を欠きシュートまで持ち込めないシーンが続く。
終盤にC大阪は澤上、長崎は北川を投入するもスコアに動きはなく、このまま試合終了かと思われた後半ロスタイム。長崎は古巣対戦に燃える永井が梶川のクロスをダイレクトで合わせて試合を1-1の振り出しに戻す。だがその直後に、C大阪のルーキー・木本がチームを救う決勝ゴールを決めて、試合は1-2で終了。長崎は今季初の連勝と、ホーム初勝利を逃がし、一方のC大阪は連戦の中、アウェイで貴重な勝ち点3を獲得した。(藤原裕久)