思い切り走ること、あきらめない姿勢が結実
2年ぶりの“オレンジダービー”は、1-0でホームの新潟が勝利。新潟にとって、これが今季リーグ戦のホーム初白星。昨季のJ1・2nd第14節・松本戦(2○0)以来、約8カ月ぶりにホームのサポーターとともに万歳し、喜びを分かち合った。新潟の勝ちたい気持ちが前面に出た試合だった。前節・仙台戦(2●4)に続きナビスコカップ第7節・福岡戦(2●4)でも、球際の甘さやミスから崩れて連敗。これを踏まえ、吉田監督は試合前に「大宮に対していろいろなことを想定しながらも、策に溺れず、思い切り走ること、あきらめない姿勢が必要になる」とコメント。それに応える姿勢とクオリティーを練習から見せていた成岡、端山を先発に起用した。
するとその二人が結果を出す。4分、GK守田のリスタートから松原がパスを受けると、SBの裏のスペースへ走り出した端山へロングパス。これを収めた端山が相手CBとの競り合いを制してペナルティーエリア内に持ち込み、鋭いグラウンダーのクロスを送る。「(端山)豪が持ったらゴール前に入っていくと、試合前に話していた」という成岡が体ごと飛び込み、自身の今季初ゴールで先制に成功した。その後も新潟は、山崎、端山の2トップから連動したプレスで大宮を圧倒。コンパクトな陣形でセカンドボール争いでも優位に立ち、主導権を握りながら試合が進む。
大宮は後半、泉澤を投入。ボールを横に動かしながら新潟のプレスをかわし、サイドを起点に泉澤の仕掛けや奥井のクロスからゴールへ迫った。前半からの消耗で足が止まり始めた新潟だったが、自陣でしっかりとブロックを形成。終盤の大宮のパワープレーも一丸となってはね返し、1点を守り切った。(野本桂子)