前節までの山口の失点数のうち、半数以上の『14』がセットプレー絡み。石丸監督が「スカウティングどおりにやれた」と試合後に振り返ったように、京都の勝因は山口の“泣きどころ”であるセットプレーを、狙いどおりにものにしたことにあった。
まずは開始早々の3分、左サイドから堀米が蹴ったFKをファーサイドのアンドレイが頭で叩き込んで先制。24分にはまたもCKにアンドレイが合わせると、岩沼がゴール前でコースを変えて京都加入後初ゴール。山口のルーズなマークを見逃さなかった京都が、前半のうちにセットプレーで2点を奪う。
こうなると京都は手堅い。強固なブロックを構築し、ある程度は山口にボールを持たせながらも勝負の縦パスはきっちり寸断。山口は後半開始と同時に星を、49分に三幸を投入。早めの交代策で押し込む時間を増やすが、ブロックを崩し切るには至らない。逆に京都は、途中出場のダニエル・ロビーニョが89分にカウンターからシュートを沈め、勝負を決した。
前節・讃岐戦(3○1)に続き快勝を収めた京都は、1試合未消化ながら4位まで浮上。直近の9試合は7勝2分とハイペースで勝ち点を積み上げており、首位の座を現実的な目標に捉え始めている。(川瀬 太補)