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[川崎]FW 13 大久保 嘉人「憲剛さんがトップ下にいるのは、オレにとって本当に大きい」/インタビュー②

2016/6/17 15:06



―攻撃に関してはどうでしょうか?以前、「怖さが足りない」とおっしゃっていましたが。
「ボールを回すことはできるんですけど行くときに行くことができない。ボールを回してしまうんですよね。そういうところがいまのチームにはまだあります。そこの判断が良くなればもっと怖いチームに、強いチームになれると思っています。ただ、ボールをつなげているから悪くはないかなと思いますけど…」

―横浜FM戦の前半は大久保選手が下がってボールを受けに来ていました。
「向こうのDFがコンパクトに守って来てボランチもCBの近いところにいると、そこでオレにボールを入れられても、CBとボランチにはさまれてボールを収めるのはなかなか難しい。さらにそこでボールを取られるとチームの流れが悪くなってしまう。そこがいまの問題だと思います。だから、もっと早いうちにオレが相手のCBとボランチの間に入るから、そこでボールを出してくれれば相手を引き付けて、またパスを返す。そこからまた動き直してということをスピーディーにやれれば良い攻撃ができると思います。ただ、現状は後ろでボールを回してすぐにサイドに行ってしまう。そうなるとフロンターレの怖さは出てこない。フロンターレの力があればサイドは崩せるのだから、真ん中から外という形でいいと思います。真ん中からしかけられるのであれば真ん中からしかければいい。オレはそう思います」

―ただ攻撃陣もここまでリーグトップの29得点を挙げています。今季、川崎Fが勝ち点を積み重ねられている要因として“自信”というものは大きいのではないでしょうか?
「それは間違いなくあります。マリノスには悪いですけど、この前の試合は自信の持ち方がウチとマリノスでは全然違いました。パスを回すときでも、ウチのほうが自信をもってやれているなというのは感じました。最近はボールを持たされているという感覚はないし、ボールを持っていれば必ずチャンスができるという自信があります。あと憲剛さん(中村)がトップ下にいてくれるというのが、オレにとっては本当に大きい。憲剛さんがトップ下にいてくれると『勝てるな』という感じがするんです」

―13年の勢いがあったときも中村選手がトップ下でした。
「13年はめちゃくちゃやりやすかったですね。ボランチにイナさん(稲本/現・札幌)と(山本)真希(現・千葉)がいて、ボールを取ったらすぐにオレに預けてくれる。そうすると前が流動的に動きながらプレーすることができて、向こうのディフェンスを迷わすことができる。あのころはカウンターが強かった印象がありますね。オレとレナトと憲剛さんで攻撃することができていたので」

―小林選手が負傷せずにコンスタントに出場できているのもチームとしては大きいのではないでしょうか?
「それは大きいですね。(小林)悠の能力は本当に高い。キープもうまくなったし、裏に抜ける動きもそう。オレはあんまりああやって裏を狙おうとしないで、足元でプレーしようとするタイプなので、そこは悠と違うところかなと思います。常に裏を狙ってくれるのでパスの出しやすさがあります。悠は自分で『足は速くない』と言っていますけど、タイミング良く動き出しているので速く見える(笑)。ボールを横に置いた瞬間に、間接視野で悠が斜めに走っているのがいつも見えるんです。そうするとその瞬間に『(パスを)出そう』と思える。身体能力も高いし、ヘディングも強い。今季に関してはすごく良い状態だと思います。オレとしてもすごくやりやすいですね」

―1stステージを振り返ってみると、開幕戦の広島戦で1-0と勝てたことは大きかったのではないですか?
「振り返ればそれも大きかったですね。そこまで良い内容で試合を続けられたわけでもなかったですけど、勝つことができました。それによってみんなの自信も付きました。一番良くなかったのは浦和戦(1st第8節・0○1)。チームとしてかみ合わなかったですね。それに対して浦和は今季、一番良かったのではと思えるほどのプレーをしてきたので…」―ただその浦和戦後に連敗をせず、1stステージで敗れたのもその浦和戦だけです。うまく切り替えることができたのでは?「それに関しては素晴らしいことだと思います。FC東京との試合(1st第7節・4●2)も後半に勝ち越されましたけど、1点入れば逆転できるなと思っていました。そこでPKを取ることができました。そういうことを含めてほかのチームと勢いが全然違うなとは感じていました」

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