―横浜FM戦に勝利して他会場の結果次第では今節、川崎Fの1stステージ優勝が決まる可能性があります。優勝のイメージはありますか?
「1stステージだし、『どこまで喜べるのかな?』というのは正直あります。だけど、1stステージで優勝できればチャンピオンシップへの出場権を得られるわけだし、そのためにという思いは強いです。それに、プロになってからタイトルの喜びというのを味わっていないので優勝したいですね。ボルフスブルクのときは優勝しましたけど出場できていなかったのでそこまで喜びはありませんでした。タイトルを獲って喜びを味わったのは国見高以来(2000年度の高校選手権)になりますね」―川崎Fのサポーターも優勝を待ち望んでいると思います。「(これまで所属してきた)どこのクラブのサポーターも良い人たちばかりでしたけど、川崎Fのサポーターの人たちはオレはすごく好きですね。その人たちを優勝して喜ばせてあげたいです」
―今節は地元・福岡での試合となりますが?
「地元だし、そこで優勝を決められたらとは思いますけど、やっぱり等々力で決めたいという気持ちもあります。ただ、そこは他力のところもあるので分かりません。僕らは目の前の試合に勝つことだけに集中します。鹿島は今節どこと対戦するんですか?」
―アウェイで大久保選手の古巣でもある神戸と対戦します。
「神戸か…。鹿島には相性が良いような気がしますね。負けているイメージはあんまりないので、勝ってくれるかもしれませんね(笑)。まあ、ほかのことは考えずに自分たちのことだけを考えてプレーしたい。オレらが2試合勝てば文句なしで優勝なので、自分たちのことに集中してやっていきたいですね」
―川崎Fを1stステージ優勝に導けば当然、大久保選手自身の代表復帰という声も強くなると思います。
「それに関してはもう、やり続けるだけです。リーグ戦で得点を取り続けて、アピールするだけだと思います。2年前のとき(ブラジルW杯)もそうでしたから」
聞き手:竹中 玲央奈 取材日:6月13日(月)
大久保 嘉人(おおくぼ・よしと)
1982年6月9日生まれ、34歳。福岡県出身。170cm/73kg。国見中→国見高→C大阪→マジョルカ(スペイン)→C大阪→神戸→ボルフスブルグ(ドイツ)→神戸を経て13年に川崎Fに完全移籍。3年連続(13、14、15年)でJ1リーグ得点王に輝き、現在もJ1最多得点記録(166得点)を更新し続ける日本屈指のストライカー。J1通算353試合出場166得点。J2通算29試合出場18得点。元日本代表。