4戦負けなしの清水と、8戦負けなしの千葉という好調同士の対戦。先手を奪ったのは清水だった。17分、ゴール正面約25mの絶好の位置で清水がFKを獲得。チョン・テセの右足でコントロールされたボールは、クロスバーに当たり、地面に叩き付けられてゴールネットを揺らした。「ピッチに立っていたチームメート全員が入ると思っていなかったと思う」(チョン・テセ)豪快なゴールで清水が先制した。
しかしその後、清水に一瞬のスキが生まれる。選手と激突した千葉のGK佐藤優がピッチに倒れ込み治療が施される。得点直後の気の緩む時間帯、さらに治療に要された1分以上の中断で清水にわずかなスキが生まれた。佐藤優が起き上がり、プレー再開直後の21分、右サイドでボールを持ったオナイウに清水はプレッシャーを掛けることができなかった。オナイウは、スピードに乗って中央に切り込み、そのままの勢いで左足を振り抜き同点ゴールを奪う。オナイウはさらに試合終盤にスルーパスに抜け出し、GKと1対1の場面を作る。このシュートは清水のGK杉山力が防いだが、今季初先発となったオナイウは指揮官の期待に応える活躍を見せた。
ただ、両者ともに勝ち点3が欲しい中で最後の精度を欠き、勝ち切ることができず。互いに順位を下げる(清水は7位から8位、千葉は8位から9位)痛い引き分けとなった。(田中芳樹)