セットプレーからの失点が続いていた山口が、2日間連続の非公開練習を経てしっかりと修正。8試合ぶりのクリーンシートで試合を飾った。
90分をとおしてみれば山口の試合だったが、序盤から主導権を握れたわけではなく、先にチャンスを作ったのは水戸。山口のパスコースを消して高い位置でマイボールにすると、速い切り替えで前線にボールを供給する。この素早い展開がファウルを誘い、水戸は6分と8分に続けてFKのチャンスを獲得。2試合ぶりに先発した兵働が精度高く送り込んだ。しかし、ハードマークを再徹底した山口がこれをはね返すと、徐々にゲームの流れは山口へ傾く。25分に福満がロングシュートでゴールを脅かし、31分には庄司が左ポストを叩く強烈なシュートを放ってゴールに迫る。
後半に入ると前半以上に山口がゲームを掌握。水戸は湯澤と佐藤和弘の両ワイドを下げて守備的な選手にスイッチするが、交代は奏功せず。中盤にスペースができ、ボールホルダーに対するチェックも弱くなった。すると74分、山口は右サイドから小池がクロスを送ると、ボランチの三幸がDFを引き付けてスルーし、ボールは福満の足元に収まった。「良い角度でゴールが見えていたので、迷わず振り抜いた」と話す福満が鋭く左スミに突き刺し決勝点となる一撃。最終盤に水戸もCKやFKからチャンスを作るが山口守備陣の集中力が勝り、1-0で試合を終えた。(上田真之介)