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J1リーグ 第17節
6/25(土) 19:00 @ JITス

甲府
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広島

Column 試合前コラム

[甲府]プロビンチアにとっての大エース離脱

2016/6/24 11:30

 飛び抜けた個は欲しいけれど、持てば流出の危機が新しい友達になる。プロビンチアを標榜する甲府にとってまさにジレンマ。
 今季、柏から戻ってきたクリスティアーノは開幕直前にも中国からのオファーに揺れた。クラブの説得を受け入れて開幕からプレーしたものの、半期で柏に完全移籍することが決まった。話が表面化したJ1・1st第15節・福岡戦(0●1)後に、ミックスゾーンで話を聞いたとき、イヤがるかと思いきや、好きな色を聞かれたかのように淡々と答えてくれたことが印象的。「(移籍は)決定ではない」と答えたあと、「サッカーはサプライズがある」と付け加えた。
 日本人はこの手の話にウェットになりがちだが、サラリーマンでも有能な人がより高く評価してくれる環境で仕事をするのと同じ。クリスティアーノは置かれた環境でベストを尽くしてきただけで、柏に残ることができずに甲府に戻ったときもわだかまりなく、プロとしてチームのために100%プレーした。ただ、シーズン途中で大エースが移籍した甲府にとって影響は甚大。今季の甲府は阿部拓(現・FC東京)、伊東(現・柏)、下田(現・湘南)、阿部翔(現・千葉)、堀米(現・京都)ら中盤から前線の主力が移籍。昨季でさえポゼッション率が低かったものの、それすら継続することが難しくなる中、クリスティアーノの飛び抜けた個でカバーしてきた現実がある。
 クラブは元・柏のドゥドゥ(フィゲイレンセ)、元・鹿島のダヴィ(無所属)の獲得に動いているが、加入時期は不透明で、2ndステージの序盤はより難しい戦いを強いられる可能性が高い。複数の関係者の話によると、違約金については保有権の6割を持っていたザルツブルク(オーストリア)との交渉で、甲府が受け取れる割合が増えるようで、半期分の年俸と合わせて1億円近い資金を夏の移籍ウィンドーに投資できる見込み。ファーストチョイスのドゥドゥの活躍と日本人選手の成長が残留のカギになりそうだ。 (松尾 潤)

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