戦前の予想どおり、“パスの柏”と“プレスの湘南”という構図なった。前半は、柏がショートパスとロングボールを織り交ぜ、湘南を押し込んでいく。それでも湘南にとっては予想の範囲内であり、アンドレ・バイアがディエゴ・オリヴェイラにまったく仕事をさせないなど要所は抑え、0-0で前半を折り返す。
一転、後半は高い位置でボールを奪えるようになった湘南がチャンスを作り出す。54分、68分と訪れたビッグチャンスは柏のGK中村に防がれるが、71分にFKの流れから、最後は長谷川が押し込み先制に成功する。
しかし、終了間際にドラマが待っていた。 中盤でボールを受けた中川が、ドリブルで持ち上がり輪湖へパス。これを輪湖は迷うことなくワントラップから左足を振り抜き、ゴールに突き刺した。
互いの持ち味を出し合った試合は勝ち点1を分け合う結果になった。柏はこれで4試合勝ちなし。土壇場で追い付き、ホームでの連敗を免れたことは評価できるが、年間順位を考えると勝ち点1は満足できるものではない。対する湘南は、勝ち切れなかったことは課題だが、最後まで攻撃的な姿勢を示すなど、2ndステージに向けて収穫のある試合内容だった。(須賀 大輔)