東京Vは頻繁にシステム変更をするも奏功せず
試合開始から東京Vの圧力に押されたC大阪は3分、CKからドウグラス・ヴィエイラに決定的なヘディングを許す。これはGKキム・ジンヒョンがセーブするも、こぼれ球を中後に詰められる。しかし、このシュートもGKキム・ジンヒョンがセーブ。序盤のピンチをしのぐと15分前後からはC大阪がボールを握って試合を支配する。30分過ぎには「あとは決めるだけ」(杉本健勇)という決定機も立て続けに作り、ゴールの予感を漂わせた。一方、「バイタルエリアを使われる状態が多くなった」(冨樫監督)東京Vは前半の途中から田村をアンカーに置く[4-3-3]や、井上をトップ下に上げて中後と田村でダブルボランチを組む[4-2-3-1]など布陣を頻繁に変えて対抗するも、「なかなかうまくいかない」(冨樫監督)時間帯が続いた。
C大阪が主導権を握ったまま前半を折り返すと53分、試合は動いた。左サイドの丸橋のロングスローが流れたところを右サイドで清原が起点となり、中央のソウザへパス。ボールを受けたソウザが相手3人を引き付けて前線へ浮き球のパスを送ると、頭で合わせたのはリカルド・サントス。前半から競り勝つ場面も多かった背番号11のホーム初ゴールでC大阪が先制点を奪った。直後の54分、今度は東京Vのスローインからヴィエイラが収めて井上がシュートを放つも、わずかに枠を外れた。その後はオープンな展開となる中、東京Vは前線のコンビネーションから何度かゴールに迫るも、ラストパスとシュートの精度を欠いて、得点に結び付けることができない。終盤はウェズレイを前線に上げたパワープレーに出るがこれも実らず、最後まで1点が遠かった。
一方、前節の徳島戦(3○2)で喫した2失点の反省を生かし、手堅いサッカーで勝ち切ったC大阪は、今季2度目の4連勝。今節は首位の札幌も勝利したため、順位こそ2位のままだが、首位をピタリと追走する勝ち点3を手にした。(小田 尚史)