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J1リーグ 第1節
7/2(土) 19:00 @ レモンS

湘南
0
0 前半 1
0 後半 2
試合終了
3
横浜FM

Column 試合後コラム

[横浜FM][4-4-2]の評価は時期尚早。待ち受けるのは困難な道

2016/7/4 11:30

 今季初めてスタートから[4-4-2]を採用し、3-0の完勝を飾った横浜FM。戦前、システム変更の狙いについてエリク・モンバエルツ監督は「(中村)俊輔がいないときに同じようなクオリティー、タイプの選手がいない」と話した。大黒柱の背番号10は替えが利く選手ではなく、半ば仕方ない変更だった。
 もう一つ変更理由があるとすれば、攻撃面のテコ入れ作業である。1トップの軸が定まらず、FW陣のゴールは1st第10節・名古屋戦(1●3)の伊藤以来、7試合遠ざかっていた。そこでゴール前に厚みを出すためにシステム変更に踏み切ったというわけだ。
 かくして湘南戦で3ゴールを記録したが、いずれもシステム変更が理由とは断定できない。2トップの一角を務めた富樫が「初めての2トップなので自分とカイケの距離感がバラバラだった」と反省を口にしたように、コンビネーションには向上の余地を残す。3点目についてはセットプレーから中町が決めたゴールのため、システム変更とは関係ないだろう。
 それでも1点目と2点目に兆しは見て取れた。先制点はカイケがサイドに流れてボールを受けたプレーが決め手となり、2点目はゴール前に人数をかけることでこぼれ球が横浜FM側に転がってきた。守備時の立ち位置が変わったことによる混乱もあったが、2トップにシフトしたメリットも少なからず見えた。
 この1試合だけでシステム変更の是非を問うのは早計で、現時点ではサンプルが少な過ぎる。そして「来週からはチームのトレーニングにも合流する予定」(モンバエルツ監督)という中村をどの位置に組み込むかという難題に直面するだろう。「トップ下は自分の家」と話す稀代のレフティーはサイドハーフやボランチを居場所にできるのか。指揮官はそれを要求し、できなかったときにベンチに置く決断を下せるか。
 中村を生かすための[4-2-3-1]から、現状を踏まえた[4-4-2]への変更。それは決して簡単な作業ではなく、これからの横浜FMには困難な道のりが待ち受けている。(藤井 雅彦)

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