11年以来、5年ぶりとなる函館市千代台陸上競技場でのリーグ戦。今季からクラブ名に“北海道”が正式に冠されたことや、北海道新幹線が3月に開通したことなどを記念しての開催である。フィールドプレーヤーのユニフォームも普段の赤黒ではなく、シャツは白地にグリーンが、パンツにはパープルが配置された北海道新幹線をイメージした特別仕様だった。普段は札幌伝統の“赤黒縦縞”を着ることのないGKが赤黒シャツを着用した。
観衆も10,442人が詰めかける大盛況。その中での大量5得点勝利だけに、普段はあまり観戦に来られない層のファンには大きなプレゼントとなったはず。
「そうした方々に喜んで帰宅してもらえたならば、本当にうれしいこと」と四方田監督も満足気。ちなみに、試合の2日前には「初めてのユニフォームなので、違和感なく試合ができるように」(四方田監督)と、特別仕様ユニフォームを着用してトレーニングを行っていた。そうした入念な準備が奏功したこともあり、この日の札幌は前半から躍動。快勝を果たしている。
選手たちもこの函館開催に懸ける意気込みは強かった。「いろいろな方が準備してくれた試合。絶対に良い試合をしたい」と深井は試合前に話しており、今季新加入のベテラン増川も「ホームゲームなのにバスで4時間かけて移動するなんて、さすが北海道」と特別なシチュエーションに胸躍らせていた。
思い返せば最後に函館でリーグ戦が開催された11年は、見事にJ1昇格を果たした。今季も良いイメージを持って残り試合を戦えそうだ。(斉藤 宏則)