水戸が先行するも前節に続きリードを守り切れず
前半、主導権を握ったのはホームの水戸だった。前線から激しくプレスを掛けて、松本の攻撃を封じ込め、高い位置でのボール奪取から再三チャンスを作った。起点となったのは右サイド。白井、フランク、田向が絶妙な距離感でボールを動かし、プレスをかいくぐり、松本ゴールへ迫っていった。15分に右サイドからのクロスのこぼれ球を湯澤がゴールに突き刺すと、41分には右サイドでの見事な連係から飛び出した白井が強烈なシュート。そのプレーで得た右CKをゴール前に飛び込んだ細川が頭で合わせて追加点を奪ってみせた。
水戸の良さばかり目立った前半。理想的な展開で試合を折り返すことができた。ただ、2点のリードが安全ではないことは誰もが分かっていた。前節・山形戦も前半に2点先制しながらも追い付かれて引き分けに終わってしまった。それだけに後半の戦いを強く意識して臨んだはずだった。
しかし、ハーフタイムに二人選手交代を行い、攻め手を変えてきた松本の攻撃に対応できず、劣勢を強いられた。そして、53分と61分に左サイドからのクロスをファーサイドで押し込まれて試合を振り出しに戻されてしまう。その後、水戸はシステムを3バックに変更して、ミラーゲームに持ち込もうとしたものの、松本の勢いを止めることはできず。76分にはショートカウンターから高崎に逆転ゴールを許してしまった。終盤、水戸はパワープレーを試みるも集中力高く対応する松本の守備にはね返され、ゴールを奪うことはできず。2試合連続で2点リードしながらも勝ち切ることができず、7戦勝利から見放されることとなってしまった。 松本はハーフタイムに指揮官がふるった的確な采配に選手たちがしっかり応えて息を吹き返し、見事な逆転勝利。首位・札幌を勝ち点4差のままで追いかける貴重な勝ち点3を手に入れた。(佐藤 拓也)