名波監督が「悔しい以外の何ものでもない」と言えば、小林も「絶対に勝ちたかったので残念」と肩を落とした。磐田はまたしても、先制点を奪いながら大宮から勝利を挙げることはできなかった。
互いに攻撃のカラーを打ち出すなど、試合自体は見ごたえのある展開となった。磐田はこの日初めて2トップで臨み、ジェイ、アダイウトン、トップ下の小林を中心に攻め込んだ。
先制したのは磐田。65分、右サイドでボールを受けたアダイウトンの折り返しを、ジェイが滞空時間の長いジャンプからヘディングシュートを決めた。「周囲と距離感良くプレーができた」と、アダイウトンも納得の表情を浮かべた。
しかし80分、大宮は左サイドで泉澤がフリーで抜け出すと、最後はペチュニクが詰めて試合を振り出しに戻す。さらに90分、河本の強烈なシュートがクロスバーに直撃すると、こぼれを最後は途中出場の清水が押し込みゴールネットを揺らした。しかし、その前にファウルがあったとしてノーゴールの判定。磐田としては九死に一生を得た格好だった。
昨季からリーグ戦4試合連続で決着つかず。歓喜の瞬間は、どちらにも訪れなかった。(青木 務)