後半はオープンな展開から何度かチャンスが生まれるも、守備陣が奮闘
記者会見の冒頭でG大阪の長谷川監督が「最終的にタフなコンディションになった。もう少し雨が降って、連戦の中で恵みの雨のような形になるのかなと期待していたが、結局雨は降らず、湿気の多いタフなコンディションの中での90分になった」と言及したように、日程的にも気候的にも厳しい条件の中での試合となった。
ただ、決して動きの少ない試合ではなかった。「立ち上がりから攻守両面でアグレッシブにできていた。チャンスは作られたけど、こちらにもチャンスが何回かある中で、どちらが勝ってもおかしくないゲームだった」(横谷)。
両者とも動きの重さは否めなかったが、ホームチームの大宮はボールを動かしながら前へのトライを続け、G大阪もスキを突いて鋭いカウンターを繰り出す。特に大宮はメンバーを変更しながらも連動性のある守備から攻撃を見せ、ゴール前に入っていくシーンを多く作った。しかし、両チームとも決定機にはなかなか持ち込めず、前半を0-0で終えている。
後半は前半以上に疲弊の色が濃くなり、テンポが上がり切らない状態ではあったが、徐々にオープンな展開になっていく。65分過ぎからは両チームに勝ち越しのチャンスが何度か訪れたが、両GKを含めた守備陣の粘りが目立ち得点には至らず。酷暑の一戦はスコアレスドローに終わった。
両者とも決め手を欠いたのは事実だが、苦しい条件の中で崩れなかったことは評価できる。「キツくなってきたときにどれだけ後ろが我慢できるかというところだと思うし、みんな暑い中でも一生懸命走っていた」(加藤順)。両チームの“夏の戦い方”が如実に表れた一戦だった。(片村 光博)