開始3分で崩れ去った群馬のゲームプラン
C大阪をホームに迎えて金星を狙った21位の群馬だったが、何もできずにゲームを終えてしまった。群馬は、攻守の要・松下が警告累積で出場停止。対するC大阪は、トップ下にJ2デビューとなる丸岡を配置。互いにメンバーを入れ替えて試合に臨んだ。
群馬は「後半までスコアレスで耐えて終盤勝負」(高橋)というプランを設定したが、失点は開始わずか3分だった。左CKを与えた群馬は、丸橋のキックに対してマークが曖昧になる。ゴール前に入った杉本にヘッドで合わせられると、GKの前に浮いたボールを清原に頭で押し込まれてあっさりと先制を許す。高瀬は「CKの守備も甘かったが、あの時間帯にCKを与えてしまうことも問題」と振り返った。
気を持ち直してゲームに戻った群馬だったが、C大阪の迫力に圧倒されて防戦一方。中盤で山口、ソウザが睨みを効かせる状況下、自陣で奪ったボールを前へと運ぶことができず、カウンターの起点すらも作ることができない。「セレッソは攻守の切り替えが速く、前を向いてプレーできなかった」(瀬川)。守備ではC大阪の左右のMF杉本、清原の動きを捕まえられず、プレスの狙いどころが絞れなかった。
一方的に押し込まれながらも前半を1-0で折り返した群馬は、時間の経過とともに緩んだプレスの合間を縫ってショートカウンターを狙うが、61分に敵陣で不用意に奪われたボールからカウンター返しを受けて、杉本に2点目を流し込まれる。終盤はマテウスを投入し反撃を試みるも、焼け石に水。終わってみれば群馬のシュート2本に対して、C大阪は14本。2点差というスコア以上の完敗となった。
服部監督は「相手の圧力、速さに慣れないうちに失点してしまい、自分たちの戦いができなくなってしまった」と完敗を認めた。昇格争いのC大阪と、残留争いの群馬。その実力差がそのまま結果として表れたゲームだった。(伊藤 寿学)