■サンフレッチェ広島
「ブレずにやり続けるしかない」(青山)
前節までの3連戦は複数失点が続いて1試合も勝利を収められなかった。そして、浅野がアーセナル(イングランド)へ移籍して、塩谷はリオ五輪のためにチームを離れた。昨季の王者は苦しい状況に立たされているが、先週は二人の新加入選手の発表があり、今週から負傷離脱していた主将の青山が練習に戻ってきた。今節は仕切り直しの一戦となる。
期待のブラジル人アタッカーのアンデルソン・ロペスは「広島のサッカーはリズムがすごく速いので、慣れるまで少し時間がかかるかもしれない」と本人も話すとおり、本領発揮にはまだ時間がかかりそうだ。しかし、青山は「チャンスがあればゲームに絡んでいきたい。それだけのフィジカルとゲーム感覚は戻せる」と今節の出場に意欲を燃やしており、「うまくいくときは放っておいてもうまくいくけど、放っておけない状況だと思っている。みんなで話してやっていかないといけない」とチームの改善にも動き出した。
その方向性は定まっている。「ブレずにやり続けるしかない」(青山)。これまでやってきたことを再確認し、徹底することだ。今節は失点ゼロでゲームを進めながら勝機をうかがっていく、広島らしい試合運びを取り戻したい。(寺田 弘幸)
■ヴィッセル神戸
上位争いに食らい付く意志を示す
好スタートの2ndステージだが、序盤戦の大きな山場が今節だ。昨季の王者から勝ち点を奪えるかは、チームの躍進の可能性を測るバロメーターにもなり得る。前節・湘南戦(2◯0)は劣勢を勝ち点3につなげており、勝利への執着心を引き続き発揮したい。
オフ明け19日の練習は湘南戦の先発組はオフ。猛暑の中、控え組中心に過酷なトレーニングが行われたが、松村は「この練習をやっていることは大きい」と勇ましい。浦和から期限付き移籍し、ここ2試合、左SBで先発出場する橋本も一部練習に参加した。その橋本は「先発だと『こんな感じか』と感じながらやっている」と、出場機会に苦しんだ浦和時代とのギャップの中で、多くの発見をする状況。その上で、「監督は百戦練磨。信じて、自分も特徴を合わせていく」と強い意気込みをのぞかせている。
新加入で4戦目を迎えるニウトンは、攻撃面で大きなインパクトを与えるが、守備の連係は道半ばだ。19日の練習で持ち前のハードワークや素早いパス出しを披露した三原は「良さをみんなで引き出せれば」と共闘の大切さを説く。負傷離脱していた小川も練習に復帰する中、上位争いに食らい付く意志をポジティブな結果として体現したい。(小野 慶太)