Photo: Norio Rokukawa
国内のショートキャンプは疲労回復を重視
19日から20日にかけてリオ五輪日本代表チームが千葉県内でショートキャンプを張った。ブラジル出発前の最終調整という位置付けだ。
参加したのは登録18名のうち計13名。FW久保裕也、FW浅野拓磨、MF南野拓実の海外組3名に加えて20日にJ2の公式戦があったMF矢島慎也が不参加となったほか、MF井手口陽介も発熱のために宿舎での静養を余儀なくされた。
合宿のテーマは「(コンディションを)上げるというより、回復するだけで十分」(手倉森誠監督)というシンプルなもの。Jリーグで過密日程をこなして合流してきた選手たちの疲れを取ることを重視して、2日間とも夕方の1時間半ほどの練習のみで終了。対人練習などは行わず、ランニングやスプリント、簡単なボール回しや3人1組でパス交換しながらフィニッシュへ持ち込む練習などシンプルかつ負荷の大きくないメニューをこなした。
ミーティングも戦術的な込み入った内容のものは行わず、コンディショニングに関する確認がもっぱらだったそうで、体のみならず頭の休養も重視したような非常に穏やかな合宿となった。
表の狙いが休養ならば、裏の狙いはオーバーエイジの選手たちの融合への第一歩とすること。その点でも、「3人の兄貴」(手倉森監督)が積極的に年下の選手たちとコミュニケーションを取ってスムーズにチームへ入り悪くない雰囲気だった。最終メンバー発表直前の6月末合宿にあえて彼らを呼ばなかった手倉森監督の判断は吉と出たと言えるかもしれない。落ちるか残るかでピリピリしているときに、内定していた彼らが入ってきたら、心穏やかになれない選手が出てきても無理はなかったからだ。
21日に日本を飛び立ったチームは経由地のロンドンで浅野と南野を合流(久保については未定)させ、30日にはブラジルと親善試合を戦う。(川端 暁彦)