Photo: Norio Rokukawa
昨オフに24名が去り、19名が新たに加わった今季の千葉。その大刷新した体制は今節の清水戦で一つの区切りを迎えることなった。
千葉は25日、関塚監督から長谷部茂利コーチに監督が交代することを発表した。関塚監督は昨オフにメンバーが一新したことから、開幕前の準備期間を従来の6週間から7週間に伸ばしてチーム力の向上を図ってきた。2月の開幕前にはニューイヤーカップ・宮崎ラウンドとちばぎんカップを制覇。チーム作りは順調かと思われた。しかし、リーグが始まると思うように勝ち点を伸ばせず、クラブとして3年ぶりの3連敗も喫した。今節、清水に敗れ、プレーオフ圏の6位・清水との勝ち点差は『8』にまで広がってしまった。
その原因の一つが、1試合平均1.32の失点数。今季も昨季同様に4バックを選択したが、ボールの取りどころを定められず、個々に任せる守りが続いた。現状を改善すべく、指揮官は守備に比重を置く5バックを第23節・町田戦(3○2)から採用。しかし、約束事のない守備で戦うのは無理があった。
これは昨季と同じ課題であり、選手を代えても変化が生まれなかったということは、指揮官の引き出しに限界があったとも言える。実際に選手からも「守備に対する指示がない」という声が上がり、頻繁に戦術や布陣を変えたことも選手たちとの信頼関係に亀裂を生じさせる原因となった。
この難局で指揮を託されたのは、クラブOBで今季からコーチを務める長谷部茂利氏。次節・横浜FC戦まで時間は少ないが、まずは守備の立て直しに取りかかることとなる。その上で選手たちとの信頼関係を築き上げることが必要だ。(松尾 祐希)