後半は防戦一方の讃岐。耐えて掴んだ9試合ぶりの勝利
讃岐のホームスタジアム・ピカスタに詰めかけた観客はクラブ史上最多となる11,376人。大声援を背に讃岐は積極的な立ち上がりを見せた。すると6分、馬場が杉本からボールを奪う。ファウルをアピールするC大阪の選手の足が止まった瞬間、仲間が前線へロングフィード。ディフェンスラインの裏を取った木島徹がドリブルからシュートを決めた。
得点以降はC大阪の攻撃を受けてシュートを許すも、その大半がペナルティーエリア外からのものだった。そして迎えた41分、讃岐のカウンターが再びさく裂する。渡邉がドリブルで運び、見事な切り返しから馬場へラストパス。「ここは行かないといけない」と気持ちで走った馬場が讃岐に追加点をもたらした。
2点リードで迎えた後半。讃岐はさらに自陣に釘付けとされる。途中出場したC大阪の玉田に守備組織を動かされ、77分にはソウザに1点を返された。ただし、同点弾は許さなかった。リーグ前半戦でC大阪に勝利した第16節(3○2)も、それまで8試合勝利から遠ざかっていたが、今回も前回と同じく9試合ぶりとなる勝利だった。最下位の北九州から勝ち点4差と安穏としていられる順位ではないが、クラブ史に残る一戦で勝利した事実は今後に力を与えるだろう。
一方、讃岐によもやの“ダブル”を喫したC大阪は、警戒していた縦一発での失点は反省すべき。攻撃でも、守備を固める相手を動かすことができず、後半に玉田が入ってからようやく翻ろうする場面も増えたが、反撃は1点にとどまった。前節の町田戦(1●3)と同様、3枚目のカードの切り方にも疑問は残った。前節の敗戦を払しょくするはずが、攻守に前節と同じ課題が露呈された。(小田 尚史)