首位チームが圧倒的な勢いの差を見せ付け、5連敗中かつ監督交代直後で奮起を示したい岐阜に圧勝した。主役はジュリーニョ。7分に都倉からのパスを流し込むと、24分には中距離からの豪快なミドルシュートを叩き込んだ。後半にハットトリックも達成し、4試合ぶりの先発で意気上がるブラジリアンレフティーがチームを勢いづかせた。その活躍は周囲にも影響を与え、32分には「ジュリ(ジュリーニョ)のミドルを見た直後だったから」と内村もミドルシュートを沈め、5-0と岐阜を寄せ付けなかった。
不安も一蹴した。C大阪、岡山、松本という対上位3連戦を1勝2分の好成績で乗り切り、ここで連敗中の岐阜と対戦するとあって、気の緩みが出る可能性もあった。だが、「選手たちは集中して良い入りをしてくれた」と四方田監督は自軍を称えた。中原、神田ら出場機会に飢えていた若手が貪欲にアピールをしたことも、間違いなくチームに好影響を与えるだろう。
そして、大勝ながらも手綱を引き締めるベテランがいることも大きい。「ミスが多過ぎた」と増川が言えば、「得点シーン以外は課題も多い」と菊地も続く。ブラジル人と若手が躍動し、ベテランが引き締める。そうした好バランスこそが、札幌が頂上にいる要因だ。(斉藤 宏則)