野津田岳人が好調だ。ここ3試合で2ゴール1アシストと、毎試合得点に絡んでいる。「試合ごとに手ごたえを感じられている。結果を残し続けてチームに貢献することが目標」と表情は明るい。
新潟移籍後、初ゴールを決めたのは2nd第3節・川崎F戦(2●3)。10試合ぶりに先発を獲得し、右サイドハーフで出場すると、得意の左足ミドルシュートで起用に応えた。続く第4節・仙台戦(1●2)では、FKで舞行龍のJ1初ゴールをアシスト。「ガク(野津田)のボールは『ここに落としてほしい』というポイントに、ぴったり落ちて来る。でも相手のDFにとっては、どう落ちてくるか分かりづらいから、俺がフリーで打てる」と舞行龍も絶賛した。
精度の高いキックは、左足だけではなかった。前節・大宮戦(2◯1)で逆転勝利を演出したのは、右足からのミドルシュート。伊藤→野津田→小林→野津田→ラファエル→野津田とパス交換しながら中へと侵入して決めたゴールは、チームのコンビネーションの良さを示すものでもあった。広島とは戦術が異なり、常にボールに絡みながら攻撃を組み立てられるプレーに、楽しさも感じている。
「(小林)裕紀くんとレオ(レオ・シルバ)が僕の良さを引き出してくれる。裕紀くんには自由にやっていいと言われているし、レオとはフィーリングが合う」(野津田)。吉田監督も「ガク(野津田)は日本人の中では、ブラジル人とうまく絡めるほう。ラファエル・シルバとも面白いコンビネーションができると思う」と話しており、攻撃の潤滑油としての期待も担っている。
今節終了後、バックアップメンバーとしてリオ五輪に旅立つ。「チームに勝利をもたらしてから行きたい」。ここまでの2得点はどちらもアウェイで決めたもの。今度はホームでの初得点を狙う。(野本 桂子)