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FC東京U-18、個の成長を促したJ3での経験/クラブユース選手権

2016/7/29 14:59


Photos: Akihiko Kawabata

日本クラブユース選手権(U-18)大会は、28日にグループステージ全日程が終了。ノックアウトステージに進出する16チームが出そろった。その中で今回取り上げるのはFC東京U-18。26日に行われたDグループ第2節・大分U-18戦に焦点を当て、選手たちの成長の要因を探る。

警戒していた大分U-18に球際でも結果でも圧勝

 25日に開幕した日本クラブユース選手権(U-18)。第1戦で甲府U-18と引き分けていた(0△0)FC東京U-18にとって、大分U-18との第2戦は正念場だった。背水の陣となった状況で佐藤一樹監督は、24日のJ3第18節・大分戦(1●2)にFC東京U-23のメンバーとして先発していたMF鈴木喜丈、MF生地慶充、DF岡崎慎をそろって起用した。
 もともと彼らはU-18とU-23で併用されてきた選手たち。「基本的にJ3で先発ならJ3優先。そうでないなら、そのたびに相談して決める」(佐藤監督)という基本方針でシーズン半ばまで戦ってきた。必然的にU-18の選手起用は非常に流動的になったが、「そのおかげで伸びた選手もいる」と佐藤監督はチームとしても差し引きゼロ、さらに「選手個人の成長につながっている」と前向きに解釈して取り組んできた。
 佐藤監督の言ってきた「個の成長」は、この大分U-18戦で確かに見えた。「J3の強いチーム、例えばこの前の大分(のトップチーム)みたいな相手は本当に球際も強いし、スピード感も違う。考えるスピードが求められる」(鈴木)中でもまれてきた選手たちはクオリティーの違いをハッキリと披露。「前にU-18で出たときは強度の違いに対して甘さが出たので」と反省を踏まえて立ち上がりからタフに行った岡崎がさすがの強さを見せれば、鈴木も中盤を制圧。生地のスピード感あるプレーも見事だった。U-23で出場機会を得て、中核としての自覚が芽生えた選手たちの成長は目覚ましく、「本当に誰を起用していいのか」と指揮官もうれしい悲鳴を上げている。
「これまで大分さんとやると、球際で圧倒されることが多かった」と佐藤監督は警戒を強めていたが、実際はまさに球際で圧勝。15分のDF蓮川壮大の得点からゴールラッシュで4-0の完勝となった。(川端 暁彦)

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