攻め切れなかった新潟、守り切ったFC東京
前節・アウェイ大宮戦(2○1)で得た勝利の手ごたえを、ホームでより確かなものにしたい新潟。迎えるFC東京は、篠田監督に交代した直後のリスタートの試合。気迫みなぎるチーム同士、立ち上がりから激しいプレッシャーの掛け合いとなった。
FC東京は、ムリキと東のコンビネーションで、新潟の右サイドを突いてくる。16分、左に流れた東のクロスをGK守田がはじく。このセカンドボールを拾われ、高橋のミドルシュートが決まる。が、これはオフサイドの判定。その後も右サイドを攻め込まれる時間を耐えると、新潟もボールを保持しながら反撃をうかがう。37分にはペナルティーエリア正面から、野津田がFKで直接狙うが、これは壁にはじかれた。 0-0で迎えた後半、均衡を破ったのはFC東京だった。中盤で新潟のビルドアップを寸断すると、河野のパスを受けたムリキがシュート。これは小泉がブロックするが、こぼれ球に前田が反応。これもGK守田にはじかれるが、最後は東が右足でネットに突き刺し、今季初ゴールで先制した。
「チームとして気持ちを落としてしまった」(野津田)という新潟は、ボールを保持しながらも相手に中央を堅く締められ、攻撃に鋭さを欠く。吉田監督は、ドリブル突破が持ち味の伊藤、クロスが強みの松原を投入し、サイドを起点に打開を図ろうとする。
すると篠田監督は「本来好きではないが、アウェイだし、新しい出発なので、勝ち点3が欲しかった」と、84分にムリキに代え、CBの吉本を投入。[5-3-2]の強固なブロックを築く。終盤、新潟のクロスからの猛攻にも耐えて1点を守り切り、篠田トーキョーが初陣を白星で飾ることに成功した。(野本 桂子)