Match 試合速報

試合一覧

J1リーグ 第6節
7/30(土) 19:00 @ 駅スタ

鳥栖
1
1 前半 0
0 後半 0
試合終了
0
鹿島

Column 試合後コラム

[鳥栖]鳥栖に息づく伝統。努力に裏付けされた走力

2016/8/1 11:30

 今季、マッシモ・フィッカデンティ監督の下、新たなスタイルを構築している鳥栖だが、今節は原点とも言うべき姿を存分に発揮した試合となった。
 鳥栖と言えば、ハードワークを超えるハードワークが特長であり、それを支えるのが努力に裏付けされた走力だ。「Jリーグの中で一番走ったはず」と豊田も自負するように、今季の鳥栖は始動以来、とにかく走った。始動からキャンプ終了まで連日の走り込み。練習試合の翌日にリカバリーではなくインターバル走を実施することもあった。その総距離は150km以上に及ぶ。関係者の間でも「あの走り込みは夏場以降に生きてくる」という声が多く聞かれたが、それが結果へと結び付きつつある。キム・ミヌが「夏場に入ってもみんながすごく走れている」と話すように、選手の実感も確かなものになっている。
 前線はサイドチェンジをさせないために高い位置からプレスを掛ける。中盤は横ズレを繰り返し、ボールサイドに寄ることで数的優位を作り出す。フィッカデンティ監督の戦術を実行するには高い運動量を要求される。その下地を作るための開幕前の走り込みだったが、その成果はこの試合の鳥栖を見れば確実に上がっていると言えるだろう。高温多湿の厳しい環境の中、前半から鹿島にボールを動かされても後半は守備一辺倒になることなく、カウンター時には後方からも人が追い越し、厚みを生み出した。それもまた、努力に裏付けされた走力がなせる業だ。
 高い技術を見せ付けるような、華麗なウノゼロではなかった。しかし、苦しい時間帯にこそチームのために走り、仲間のために汗をかくひたむきさが随所にあふれていた。「鳥栖はそこがなくなったら終わり」と谷口は話す。あらためて鳥栖の伝統が息づいていることを証明する美しい勝利だった。(杉山 文宣)

関連カテゴリ

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会