勝ち試合を逃した京都。執念を見せるも首位が遠のいたC大阪
夏休みの京阪ダービー。さらにJ1昇格を争う上位対決とあって、この日の西京極の観客数は今季初めて1万人を超える。ダービーらしい熱気がスタジアムを包む中、累積警告で主力を欠く両チームはメンバーを大きく入れ替えて試合を迎えた。
京都はアンドレイの代役に新加入の吉野を抜てき。また、負傷の癒えたイ・ヨンジェ、山瀬が先発に復帰する。田中、丸橋が不在のC大阪は、今季1度も使っていない3バックの布陣で臨むこととなった。
前半はC大阪がピッチを広く使って主導権を握るが、互いにリスクを避ける静かな展開。C大阪は松田、杉本が決定機を迎えたが決め切れず。京都はボールを奪った際に味方との距離が遠く、シュートシーンはセットプレーやミドルシュートにとどまる。
0-0のまま迎えた後半、試合が一気に熱を帯びる。口火を切ったのは京都。63分に菅沼がCKに頭で合わせて今季初得点を挙げると、65分にエスクデロ、67分に山瀬が加点。瞬く間に3点のリードを奪う。
ところが、ここからC大阪が猛反撃に転じる。75分、1失点目のお返しとばかりにCKから山下が今季初得点を沈めると、その直後には杉本が見事なミドルシュートを突き刺す。負ければ3連敗のC大阪は後半ロスタイムにさらに執念を見せる。杉本がこの日2点目を頭で叩き込み、土壇場で同点とする。京都も最後までゴールへの気持ちを見せたが勝ち越しには至らず。試合は3-3の引き分けで終わった。
試合後の選手たちは一様に浮かない表情を見せた。連敗を阻止したC大阪だが、首位・札幌の背中が遠のくことに。京都はホームで勝ち試合を逃した恰好だ。互いの意地をぶつけ合ったダービーだったが、勝ち点1は両軍にとって満足できない結果だった。(川瀬 太補)